| 本
のタイトル、著者、出版社、発行年 |
内
容の要約 |
感
想 |
『フラット化する世界(上・下)』、トーマス・フリードマン著、伏見威
蕃訳、日本経済新聞社、2007年。
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この本も経済学の本ではありませんが、「グローバリゼーション」という
名のもとに世界で起きていることを、詳しく説明してくれています。ITテクノロジー、サプライチェーン・マネージメントなどによって世界が一気にせまくな
り、「フラットな世界」になったわけです。著者は、この世界で我々がどのようにしてサバイバルしていったらよいのかを教えてくれます。
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上下2冊で900ページ近くありますが、最後まで一気に読みました。翻
訳も気になりません。是非、大学生諸君に世の中に出る前に、読んでもらいたいものです。 |
『貧困の光景』、曽野綾子著、新潮社、2007年
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この本は経済学の本ではありませんが、途上国の貧困や援助の問題を的確
に伝えていると思うので、あえてここで紹介します。
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「しかしそのお金(募金のお金、東郷注)を途上国の政府や、××財団、
○○基金、などという所にいったん渡したが最後、その関係者が正しく目的のためだけに使う、と信じる方が甘いというのが、こういう仕事に携わる人々の多分
常識と言っていいだろと思う。」(p.174)という点は一般の人がもっと認識するべきだと思います。
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『私物化される
世界―誰が我々を支配しているのか』、ジャン・ジグレール、渡辺一男訳、阪急コミュニケーションズ、2004年
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『世界の半分が飢えるのはなぜ?』の著者が書いた、世界経済に関する大
人向けの本。
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原題は「世界の新しい支配者とグ
ローバルな敵対者たち」、こちらの方が良いタイトルだと思う。内容はinformativeである
し、ヨーロッパの左派インテリからみた世界経済の状況。WTO、IMF、世銀に対する鋭い批判! |
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『世界の半分が
飢えるのはなぜ?ジグレール教授がわが子に語る飢餓の真実』、ジャン・ジグレール、たかおかまゆみ訳、勝俣誠監訳、合同出版, 2003年
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1999年までスイス連邦議会議員(社会党)であった社会学者からみた
途上国の飢餓問題の分析。
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翻訳もよく、中学生以上であれば、その内容は理解できると思われる。著者はブルキナ
ファソのサンカラやチリのアジェンデの改革を支持しており、彼らが殺されたのは先進国によって糸を引かれた軍部によるものだとしている。 |
『OECD(経済協力開発機構)世界最大のシンクタンク』、村田良平、
中公新書
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元外交官によるOECDの解説書。世銀、IMFに比べ情報量の少ない
OECDについて書かれた本。 |
外交官の経験を通じて書かれた本であることから、日本がOECDに加盟
する経緯や、OECD内部での話などが書かれていて興味深い。
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『WTO徹底批判』、スーザン・ジョージ、作品社、2002年
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WTOの問題点について解説している。内容は読みにくいが、知っていて
ためになる情報もある。
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多国間投資協定(MAI、国境間の無差別な投資の自由化を実現するもの)というのがOECDの中で「極秘裏に」計画されていたけれど、アメリカのNGOがかぎつけて結局採択されなかったということがあったらしいです。恐ろしいですね。
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『貧困の終焉』、ジェフリー・サックス著、早川書房、2006年。
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もっとも有名な開発経済学者の一人であるサックスの、学者としての半生
と国連のミレニアム目標達成にかける思いを記述した本。
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イースタリーのWhiteman's
Burden(まだ翻訳は出ていない)と読み比べると大変面白い。 |
『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』、ジャン=ピ
エール・ボリス 林昌宏訳、2005年
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一次産品のケーススタディを通じて、近年途上国(特にアフリカ)で生じ
ている問題を報告する。 |
綿花に対する米国の輸出補助金が如何に途上国を苦しめているのかは、
もっと広く知られるべきだろう。 |
| 『スティグリッツ早稲田大学講義録』藪下史郎、荒木一法編著、光文社文
庫 2004年 |
グローバリゼーションに対するノーベル経済学者の考察。 |
IMFに対する痛烈な批判は傾聴に値する。 |
『エコノミスト 南の貧困と闘う』、ウィリアム・イースタリー著、小浜
裕久他訳、東洋経済新報社、2003年
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途上国の現状と開発経済学の進展を読みやすく解説した本。
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開発経済学の現状が知りたければ、どの教科書よりも最適だろう。
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『援助する国 される国 アフリカが成長するために』、服部正也著、中
央公論新社、2001年
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服部正也氏の遺稿。長年の経験を通じた、アフリカの発展のための提案が
提示されている。
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氏の国際開発金融サークル(米国中心の)の中での奮闘と挫折から学ぶべ
きことはたくさんある。
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『飢餓と難民ー援助とは何か』、犬養道子、岩波ブックレット
No.112、1988年
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飢餓とは何か、ボランティアの資格とは何か、難民の現場からの報告。 |
今から20年も前に書かれていながら、難民問題は依然存在する。我々は
進歩しているのだろうか?
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『ルワンダ中央銀行総裁日記』服部正也著、中公新書、1972年
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1965年から1971年までルワンダ中央銀行の総裁を務めた日本人に
よる記録。
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絶版になっているは惜しい!是非復刻を。
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