地図を大きく読む

「一歩手前から」「大きく見れば」地図読みと 現在地確認が簡単にできる


 OLは経験のスポーツ、一気にレベルアップするのは難しい けれど、でもちょっとしたこつをつかむと、ぐんとうまくなれ ることもあるのです。  私の知っているこつの代表格がこれ、「一歩手前から大きく 見る」こと。テクニックなんてものでなく、ひとつのクセとし て身につけておくと便利です。OLがとても易しく感じられる ようになって、タイムががぜん短縮されるかもしれません。
 具体的に説明しましょう。まずスタートで地図を手に取る。 すぐに△→1のルートを考え始めますか? いやその前にざっ とコースを見渡して、どの辺がヤマ場かな、なんて考えてみま しょう。そうすることがタイムの短縮になる、という訳じゃあ りません。大切なのは、その余裕、まず全体を見るというクセ なのです。△から、まず北へ行って道に出たら左・・・という風に すぐ考え始めてしまうと、自分のとるルートの一本線だけに視 界がせばまりがち。そうすると、むだなCPの多いややこしい 地図読みを強いられることになります。まずは、△→1の全体 の流れを読む。水田を横断して向こうの山の沢に入っていくと か、大きな尾根を越えて北側の斜面へ行くとか、そんな風にま ずレッグ全体を眺めてみます。そうするとルートも読みやすい し、また小さなCPが眼に入る前に、必ずおさえなければなら ない重要なCPが最初に浮かび上がってきます。
 では、実践編にうつりましょう。
■例題1
 自分の行くポストは、家の裏手だという ことにすぐ着目してください。見晴らしの良いところに来たら必ず正置をして、 遠くを見るクセをつけましょう。もし近くの家が見えたら、しめたもの。道の 分岐や曲がりをチェックしなくたって、いや地図がな くてもポストヘ行くことができるのです。
■例題2
 直進や、コンタリングをしなければならない。ちょっと難しそうなレッグ。 でもしょせん尾根上のポストです。つまりポストのある尾根に行くこと が、大事なのです。まず、「ポストは尾根と沢を越えた次の尾根上にある」と 思うことが一番先。そしてその尾根、沢の大きさを予想しておきます。 ガケだの小径だのは、尾根へ行くまでのいわば小道具。それら を確実にチェックしようと苦労するよりはむしろ、どーんと尾 根、沢をこして、確実にエイミングオフして尾根へとりつこう とした方が利口。
■例題3
 ポストアタックでも同じ事です。アタックポイントから一歩 踏み出す前に、必ず“ポストのある位置”だけでなく、また自 分のアタック方向からの地図読みだけでなく、全体像の中のど こにポストがあるのか、よく読み取っておきましょう。それを 怠っていると、自分の思うところにポストがなかった時、とめ どなくうろつき回ってしまいます。ポイントは、必ず一歩手前 で、余裕をもって地図を読むこと。この大きな地図読み、是非 あなたのクセにして、大きな成功をおさめてください。

目次に戻る