ミスを自分で分析する

犯したミスを深く分析して原因と 対策を考えることこそが進歩への第一歩


 レースの後で、地図をじっと見て「どーしてあんなミスした のかなあ」と嘆くことしきり・・・。ミスをした後で、そのミスに ついて考えない人はいないと思います。
 しかし、ミスをちゃんと分析して、反省していますか? 単 に我をなじり嘆くだけでは、“反省”とは言えません。「なぜ ? どうしてミスをしたか?」つきつめていくことが大切です。
 「この沢をこっちの沢と感違いしたんだ」「どうして感違 いしたの?」「手前にこの沢があることに地図で気付かなかっ た」「どうしてその沢を読み取れなかったの?」こんな風に 「なぜ? どうして?」と自分の答に対して更に問いかけてみて ください。しつこく、しつこく、くいさがるように。自分で簡 単に納得してはダメです。答に窮した時、初めて真剣に考え出 そうとする姿勢が生まれます。
 ミスを分析する為のヒント4つを書いておきましょう。
■いつからそのミスは起こり始めたか?
 正しく進んでいたのが、狂い出したその時、その場所は?
 たとえその時点ではルートをはずしていなくとも、そのきっか けが起きたのはいつ? それは、意外に前から発生しているの です。例えば、スピードの出し過ぎが要因と考えられるミスな らば、そんなラフな走り方をいつからしたのか? ミスが必然 的になったその時を、原因とからめて、よく思い起こしてみま しょう。
■なにが原因でミスは起こったのか?
 一番のカナメといえるところです。これは決して単純に考え てしまわないでください。「歩測をしなかったから」「地図を よく読んでいなかったから」。それだけではありませんね。ミ スはたいがい複合的な原因で起こります。逆に言えば「地図が 違っていた」からって、ミスをするとは限りません。できる限 り多くの原因をあげてみてください。その中から肝心な要因に 注目します。
■どうしてそんなミスをしたのか?
 “原因”をさらにつめて考えてみます。「大事なところで沢 を見落してしまった」のはどうしてですか。何かやり方が悪い のではないですか? CPのとり方のせい? 難しさに合ったス ピードコントロールができていないのでは? ひとつのミスか らOLの基本的なやり方を具体的に反省できるようになればし めたもの。
■どうしたらそのミスを防げるか?
 もちろん最後は、防止策を考えます。上記までのことがしっ かり考えられていたなら、もう、答は出ているでしょう。でも ただ 漠然と「・・・しよう。」と思うのではなく、必ず自分が実 行する手段を考えつかなくてはなりません。
 ミスをきちんと分析できたからといってもちろんすぐにミス がなくなるわけではありません。でも、繰返し繰返し、ミス について深く考え、己を戒めることこそが、ミスを減らすこと に、またミスにすぐ気付くことにつながる、ということは確か です。

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