青信号区間はブッ飛ばそう

ラフに走れる区間を早く確実に走るための要領―チェックポイントの取り方を中心に


 「信号方式」という言葉を耳にしたことがありますか? ポスト 間を青信号区間 (ポストに近づくまでの長い区間)、黄信号区間(ポスト付近のCPの多い区間)、 赤信号区間(ポストアタックの区間)に分け、それぞれの区間に応じたスピー ドを使い分けるやり方のことです。今回は、比較的ラフに走れる青区間を、い かに速く、楽に走るか―そのやり方を提案してみます。そのへんにタイム大幅 短縮の秘訣がありそうですね。

■効率的なチェックポイント(CP)を
 “青信号 区間を速く走る”為には、いかにCPを少なく効率よくとらえるか、つまりCPを 絞り込むことが大事です。道の分岐ごとにいちいち立ち止まっていたのではス ピードはあがらない。行く手に確実に捕えられる大きなCPがあれば、途中の小 さな特徴物をひとつずつチェックする必要はないでしょう。地図からCPをうま く選ぶことを考えてみよう。

1 地形は見落としにくい
 CPというと道の分岐を連 想しやすいけど、地形を多く使うことをお勧めします。何故なら、道や植生界 などに比べ見落としにくいからです。登り下りならば、目で見るだけでなく体 で感じるし、また道などと一点で接している訳ではないので、一 瞬で通り過ぎてしまったなんてこともない。古い地図でも安心、変化があまり ない。

A図―aからbへ行く場合、尾根上に出て1本目の道を右に下る。
B図―分岐の間にピークがある分岐を左ヘ。

2 行く側ばかりに気を取られずに
 右へ曲がるのであれば、右を注意するのは普通ですが、あまりいいCPがなかっ たら―逆側に目を向けてみてください。意外に大きな目標物があるかもしれま せん。(C図)

3 行手を遠く眺めよう
 ロングレッグでは大き な水田地帯を横断するなんてことよくありますね。 そんな時は道や川ばかり追わないで、横断にかかる前に地図を正置して遠く行 手を眺めましょう。「あの沢へ入っていくんだな」とか「あの家の向こうに行 く道があるはずだ」なんてわかるはずです。そうすれば途中の小さなCPは不要 になるでしょう。目標物と地図を合わせるので自然と正置もできて地図も読み やすく、何よりも安心して大胆に走れるのです。

■ただ走らずに、まわりを見て
 青区間だから、行先に大きなCPがあるからといって、何も考えずにひた走る のではダメ。スピードをおとさずに走りながら、小さな特徴物も地図上でチェッ クしていくのが理想ですが地図土で確認できなくてもいいから、周囲を見なが ら走りましょう。無理に覚えようとすると頭がパンクするから、“何となく” 覚えるくらいで十分。「右後方から小径―左に沢のつきあげ―」と独り言を言 うくらいで。もしも、途中現在位置がわからなくなった時、どこを走ってきた かをたどるのにきっと役立つはず。見てさえいればけっこう思い出せるもので すから。

■自問自答方式
 適当なCPを決め、さあ、これから思いきり走り出そう とする前に自問自答します。すなわちそのCPを頭の中で再確認。「どういう形 態?」「右手の20mぐらいの畑」「そこの地形は?」「沢の入ロ」「手前に似 たところは?」「うーん、ない」(これが重要)「よし、GO!」と走り出すの です。何となく現地で見るようなイメージが湧いてくる。CPを確実にとらえる 為の手段になります。

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