ミスをしたら・・・

ミスをした瞬間からいかにロスタイムを小さく押えるか――その処理方法はこうするのがいい


 「ああ、あのミスさえしなければ―」とは誰もがよく思うこと。 そう、ミスさえしなけりや誰もが1位?でも人間ならば「パーフェクト」は難しいですよね。誰もがミスをするのです。となれば後はそのミスをいかに小さく押えるか、が肝心ですね。ミスをしないようにするのは、それはそれは難しいけれど、ミスによるロスタイムの大小はあなたのちょっとした心がけ次第でどうにでもなる!
まずは下のフローチャートを見て下さい。

−完全に現在地を失っている時−
     ↓  ミスをしたら→→→→→→→→↓
     ↓    ↓        ミスの原因を考える
STOP ↓ 現在位置の把握(確認)←←←←↓
 して  ↓    ↓            精神的な
考えよう ↓ 最も早い取り返しの方法     立ち直り
     ↓    ↓←←←←←←←←←←←←←↓
     ↓  実   行
 ミスにはなるべく早く気付こう。「あれ、おかしい」と思ったらまず確認。 それで「ますますおかしい」となったらミスっている可能性大。そんな時はま ず深呼吸。しっかり立ち止まってから『自分でミスを解決する』と自分に言い 聞かせましょう。つまり、何とか見つかるかもしれないとむやみに走り回った り(偶然に頼る)、他のランナーについていったり(他カ本願)すると、時間 的にも精神的にもミスを増殖する恐れあり。さて気を落ち着けてから、ますは 現在位置を把握します。現在地に気づいてミスを発見した場合はまだ軽傷で済 みますが完全に現在地を見失っている場合はちょっと厄介。
 むやみやたらに地図上で現在地を捜すよりは、遠回りのようでも「いったいど ういうミスをしたんだろう」と考えてみましょう。前のポストからのルートを 地図と頭の中の記憶を照らし合わせながらたどっていくと、「あれ?ここでも しかしたら―」という風に思い当るものです。CPをきちんと押えていたかどう か頭の中で再チェックしながら、“自分が間違えた可能性のあるところ”を捜 しましょう。どう間違えたかわかれば、自然と現在位置を押えることができる でしょう。自分のやったミスの見つけ方は、キャリアのある人程うまいもので す。レース後の反省のとき、自分がしたミスをしっかり頭に入れておくことも 役に立ちそうですね。
 「ここだ」と現在 地が思い当っても、その「確認」は怠らないこと。正置をして周囲の状況から チェック。またそこから走り出したときも、初めは現在地点を取り違えていな いかどうか念入りにチェックをしましょう。さて、現在地がしっかりつかめた なら、その地点から次のポストヘのベストルートを新たに考えます。別に前の ルートまで戻る必要はないのです。あわてて動き出さずに、最も早くロスタイ ムを取り返すルートをゆっくり考えましょう。しかし、できれば単純なルート を選んだ方が無難。ミスをしたあとはちょっぴり動揺していて更にミスりやす いものだし、前に述べたように現在地点を入念に再チェックしなければならな いから、難しいルートにはやや危険が伴います。
 以上は誰も頭ではわかってい るミスの処理手順のひとつのやり方です。エリートならば止まらないでも一瞬 のうちに出来るでしょうが、それ以外の人は頭の中での処理が終るまでは座り 込んで考えるくらいの気がまえが必要です。それから忘れてはならないのが精 神的にも回復すること。ロスをした!というあせりが次のミスを生まないよう に。ミスは誰もがする。私はそれを今うまくクリアーしたのだから後はもう大 丈夫、なんて思うことにしたらいかがでしょうか。
 皆さんが大会でミスをすることを予期している訳では決してありません。でももし万が―ミスをしたら、この内容をちょっと思い出してみてくださいね。それぐらいの余裕があればもう大丈夫!

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