ルートの決め方研究

ルートをうまく早く決めるためのこつと注意点
    ――コンタの読取り・単純化・アタック方向など


 OL競技後の話題の中で、「ルートチョイス」はいつも花形。他人と最も容易に比べられる“技術”と言えるかもしれませんね。今回は、その「ルートの決め方」について、いろんな方から聞いた方法やコツをまとめてみました。

1 地図は大きく見よう!
 「このルート以外、目には入らなかった」なんていう失敗の原因は、地図に目を近づけすぎているから。ポストからポストヘ、初めからルートの線を引きながら考えてしまってはダメ。まずポスト間を直径とした円ぐらいの大きさの範囲をざっと見てみる。その中で最もよさそうなラインに目をつけて、ベストのルートを決めていこう。

2 コンタ(等高線)の読み取りがポイント
    ――さあ素早く確実に!
 ルートチョイスの重要なキメテになるコンタ。いかに登らずに済ませるか−これはそのレッグの速さだけでなく、後半への体力にも響くのだから、とても気を使うところ。しかし距離と違って“読み取り”が結構難しい。そこでコンタとうまくつき合う為のヒントを少々。

 [尾根より沢を]地図上では平らに表現してあっても尾根上 には小さな登り下りがよくある。その点、沢は安心。もし同距離なら沢ルートの方が登りが少ないだろう。
 [鞍部をつなげ]山越えをしなければならないレッグなら、まず鞍部を見つけ、そこを通過地点にルートを考えてみよう。鞍部は尾根を越すのに最も低い地点であることはもちろん、非常にわかり易いチェックポイント(CP)になる。
 [青色に注目]コンタは高い所も低い所も皆茶色。だからいつも低い所にある青色(水系)に助けてもらおう。青色に注目すれば、沢をはじめ平らな部分や鞍部などがわかりやすくなる。
 [畑や人家にご用心]畑や人家があると平らだ、低いといった気がしてしまう。べ夕色(畑など)があるとコンタも読みにくいし、太い道も多いからつい誘われやすいが、意外に起伏が多く、行ってみて「しまった」と思うことがよくあるものだ。気をつけよう。

3 単純なルートは速く走れる!

誰にとっても、難しいル−トより易しいル−トの方がスピ−ドが出 るはず。地図読みをなるべく単純にできるル−トは速いのである。 分岐が5つある道よりは1つしかない道を走るほうがいい(A図)。 くだるなら沢、登るなら尾根の方がチェックし易く、間違いが少ない(B図)。というように、CPがとらえやすくて少なくてすむルートはどれか考えて選ぼう。また、線状特徴物が多く利用できるルートも比較的単純で易しい。川や植生界、地形などをうまく線にしてつないだルートは、楽に走れてスピ−ドがあがる。

4 アタック方向を頭に入れて!

 ポストアタックに選択の余地がある場合は、必ずアタック方向を考えてからルートを決めよう。アタック方向によってルートが全く違ってくることもある。簡単なアタック、自分の得意なアタックができるルートがいい(C図)。逆方向からルートを決めるのは、なかなか良い手段てす。次のポストのアタック方法をまず考えてから、現在地点へ逆戻りしてルートを決めていく。試す価値は十分にありますよ。

5 進行方向に惑わされるな!
 登っていってポストをチェックしたら、ついそのまま上へ行きたくなるもの。しかしそこにセッターのワナがある。「戻ることもあり得る」ことを頭において早めにルートをしっかり読んでおくことは言うまでもないが、2つ先のルートまで読んでいれば、出戻りの利用も見逃さない。

6 全体の流れの中でルートを考えよう!
 レースの前半と後半では、ルートチョイスが変わってくることもある。自分の精神状態、疲労度、後半への影響など考慮して、その時に合った選択をすることも必要。

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